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減農薬とナシマルカイガラムシ [実験]

減農薬をやると増えてくるナシマルカイガラムシ退治を春期防除で挑んでみた。

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マシン油乳剤は、まさに「あぶら」です。油が越冬しているカイガラムシやハダニの気門を封鎖し、防除するというものです。普通は冬期防除といって2月上旬までに済ますのですが、うっかり忘れてしまったので本日3月5日にやりました。

花芽・葉芽が動き出してから施用すると、萌芽しなくなってしまうと言うことなのですが、私見たことないんですよ。それで葉芽や花芽にもちょこっと塗ってみました。

1ヶ月後にどんなになっているか・・・・・見物です。 ナシマルカイガラムシの紹介は続きを見て下さい 

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 減農薬(防除の怠けともいう)をしているとどうしても予期せぬ害虫が増えてくるものです。私の周りでは、ここ数年ナシマルカイガラムシ(サンホーセカイガラムシ)が増えています。特に薬剤の届かない畑の隅や薬剤散布の少ない苗畑では顕著です。写真は苗の畑で被害にあった樹です。

ナシマルカイガラムシは1mmと小さい硬い甲羅をもっていて、その中で生活しています。樹の表皮の養分を吸い生活しているようです。ビッシリと彼らにとりつかれてしまった枝は枯れてしまいます。ですから枝が一本しかない苗木にとっては致命的な害虫なのです

ただ、一年に数回、この殻から出てきて生殖活動をするときがあります。私の観察では6月10日から15日くらいにそのときを迎えているようです。この時期に適正な農薬を浴びれば、死滅するのですがなかなか難しいようです。 

 なにかよい防除法が確立できると良いのですが 


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