果樹園シンクイムシ被害の救世主 レピガードST [実験]
これは、樹園地に虫の目から見ると昼間と認識させる光を、樹園地に設置し夜行性の虫が入らないようにする資材です。設置費用や電気代も非常に安く注目されています
果樹園に於いてシンクイムシは大きな脅威です
シンクイムシは果樹園にたまごを産み、孵化したイモムシは果樹の中に穿孔し、果肉を食べながら成長します。果実の中に入ってしまったシンクイムシは殺虫剤がかからなくなるので退治することができません。このように果樹農家にとっては厄介な虫なのです
性フェロモンを使い産卵を抑制したり、卵から孵化できなくしたりする薬が開発されたり様々な工夫がされたのですが、その生態から難防除害虫として名をはせています
そのシンクイムシを薬を使わないで忌避できるレピガードST効果はいかに。設置から5日フェロモントラップを確認すると今のところ捕獲されていないようです。フェロモントラップに捕獲されるタイミングには波があり、一ヶ月程度様子を見ないとなんとも言えませんが、楽しみです
設置に関しては、電線の被覆を外した経験がある人なら誰でもできます。10㌃に10本程度の器具を並列でつないでゆきます。梨棚では周囲線(ワイヤー)に電線を這わし、一定間隔で控え線の1M高さで固定し結線してゆきます。
始めに設置位置を設計し、レピガードSTを配ってゆきます
次に、電源からレピガードST→次のレピガードST・・・・・・・・最初の電源へ と配線してゆきます。労力として、線の固定に2人いると楽です。2人で作業すれば1反二時間くらいで設置できると思います。設置後に光の向きを微調整したりする作業は欠かせませんが、一度設置してしまえば後はタイマーで夜と朝で点滅をしてくれます。
効果は神奈川県や大分県で確認されているとのことです。新兵器のお手並み拝見です
2020-06-16 05:30
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0