カミキリムシが増えたわけ [生息するものたち]
決して珍しいモノではないのですが、今年は梨の剪定作業をしていて、大変目立つので投稿致します。越冬するムシたちは徐々に密度が高くなってきます。よく注意して駆除を心掛けたいものです。
ハダニの防除において、天敵資材(ミヤコカブリダニ資材など)の利用が拡大しています。天敵は生物ですので、保護するために使える農薬が制限されます。それによって、他の病害虫の被害が増えることがあります。
単年度では顕在化しにくいですが、数年すると被害が増えることはよくあります。ナシマルカイガラムシも減農薬を始めると悩まされる生き物ですよね。今回のカミキリムシの増加も防除体制の変更に関係があると感じています。
恥ずかしながら写真の傷、樹が針金に擦れて傷がついたモノと思っていました。しかし、それにしてはよく目にするので枝を解体してみると、中には恐ろしい風情の幼虫が居るではないですか。次から次へと調べてみると全ての傷に潜んでいるではないですか
ルリカミキリが犯人のようです。思い起こすと2020年の初夏にはゴマダラカミキリをはじめ触覚の長いカミキリムシの類いをよく見かけていました。特定外来種に指定されているクビアカツヤカミキリも見かけました。スマートフォンの中のカミキリ虫の写真を探したのですが、一枚もなかった。
ムシをみかけたら写真を撮る!。あとで、生き物の生態を知る上で大切なデータとなります。初心にもどって今年は続けて行きたいと思います
最後の図~学研の図鑑 「昆虫」 より転載
2021-01-17 09:20
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