チェーンソーの修理に夢中! [整備]
収穫期を終え、秋の枝抜き作業をしています
調子の悪い樹を伐採するため、一年ぶりにチェーンソーを使い始めると、30分もしないうちにエンジンが止まってしまいました。
燃料を確認し、点火プラグを確認しても異常なし。これは修理かなと思ったときに、以前、梨の先輩から、2サイクルエンジンの修理方法を教えてもらったのを思い出しました。
共立製GC-301は20年近く使っている機械なので、専門家の修理をお願いするのも金額的に割に合わないと思い、自分でやってみることにしました
先輩曰く
2サイクルエンジンは壊れるところは2カ所
①プライマリーポンプ
②ダイヤフラム
詳しい修理方法は、ネットで調べれば山ほど出てきますので省略しますね
どんな風に確認するのかだけ、説明させていただきます
部品は安価で、簡単な修理であることを伝えたいです
①プライマリーポンプ
この部品は、始動時に燃料を強制的にキャブレターにおくるための透明のゴム製ポンプです。燃料タンクから出ている管を追いかけるとすぐに見つかります。この部品が古くなると劣化して穴があいたり、破損したりします。基本的に燃料が漏れますので、確認できましたら交換をします。この部品はゴム製ポンプ部分だけを交換できるタイプとソケットごと交換するタイプがあります。チェーンソーの場合狭いスペースに部品を配置するため後者のソケット一体型が多いです。そしてこのソケット型の方が少し交換が面倒です。チェーンソー本体にカチッと爪で挿入された状態になっています。形状を見ながら外してしまいましょう。部品の取り寄せはアマゾンが便利です。「プライマリーポンプ」+当該機種名 で検索すれば程なく見つかるはずです。少し古い機種は検索できないと思いますが、必ず寸法が記載されていますので、適当な物を見つけてください。(アマゾンで200円だったと思います)ソケットごと交換ですので、外したことと逆の作業をすれば修理完了です。
②ダイヤフラム
ダイヤフラムはキャブレター(プライマリーポンプとエンジンの間にある機械)を分解すると出てきます。
ビックマックというハンバーガーに構造的に似ています。
ダイヤフラムは肉の部分です。耐油性のゴムで燃料の供給量を調整する部分のようです。この部分が経年劣化で堅くなってしまったり、伸びきってしまったりすると、正常な調整ができなくなり、エンジンの不調を起こすようです。この部品も交換でしか対処できません。ダイヤフラムはキャブレターによって数種類があるようです。私が知るのはWTA系とWYL系の二種類です。アマゾンの販売サイトでは丁寧に形が表示されていますので、先ほど分解したダイヤフラムと見比べて合致するものを探してください。ちなみに4隅の穴の位置は二つの部品とも同じです。弁の役割をする位置が異なるようです。
写真のように形が違いますよね?これは分解してみないとどちらのタイプかわからないです。この部品180円でした。営業妨害をするつもりはないですが、ホームセンターで価格を見ましたら税抜き1780円でした。くれぐれもご留意ください。ちなみにこの1780円はキャブレターすべてを購入してもおつりが来る金額です。
時間と勇気がありましたら是非挑戦してみてください。
自分の愛機がますますかわいくなりますよ
この修理で気を良くした筆者は、15年間雨ざらしにしてあった刈払機の整備もやってみました。いとも簡単に息を吹き返しましたので、次回はそちらの報告をしたいと思います。