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赤星病から教わった紅葉実験【修正版 20160223】 [エバグリーンNP]

2015年の春 観察不足から赤星病の被害を随分受けました。その中で葉脈上に被害を受けた葉が興味深い状況だったので実験してみました

こんな風に、赤星病の傷がある場所より先は真っ赤な紅葉。これは偶然ではないであろうと考え、2015年12月29日に意図的に傷をつけてみました

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 【2015/12/21 撮影 葉脈を意図的に断絶して、似た状況を再現してみた】

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  【2015/01/04 撮影 変化が出た! 葉柄側には葉色の変化は無く、断絶箇所より先は赤みが出ている】

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 ●だから「何?」って言われちゃうかもしれませんが、紅葉の再現ですよね?

紅葉は植物体が気温の低下とともに活性が低くなり、葉への養分転流を弱め止め、最終的に落葉するのだと思いますので。 

研究されている方は、アブサイシン・糖・アントシアニンなんて言葉も使って説明されるのでしょうが、私にはできません。

簡単な実験として見守ってください

【2016/02/23】 

 

 

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上の写真が、12月29日に葉脈の一部分を除去した葉。下は6日後に観察した状態。葉脈切除された部位より先端にかけて赤がかっている様子を確認できる。

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意図的に傷をつけ葉と樹体の連絡路を断つと紅葉現象が確認できると言うことは、12月末であるのに夏と同じように、光合成活性を保っていると言うことなのでしょうか?春から光合成を行ってきた葉が疲労もせず、低温による活性低下もせず、維持されているから葉緑素が残っているのだとしたら、どうしてそうなるのでしょうか

ちなみに、2015年1月4日現在の11月からの低温積算量は※734時間(昨年2014年の同時期の積算量は1049時間)と例年より暖かい冬ですので、落葉が遅れているのかもしれません。しかし、3月10日過ぎには開花を迎えます。他発休眠打破の温度も開花に影響するのかもしれません。(※ 鳥取大学 竹村先生の低温積算量算出方法に従い、11月1日より積算。気象庁データ 東京都府中市にて計算)

文献を探してみます。 


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