梨畑 トレンチャーの溝を埋め戻す [農作業]
なかなか冷え込んで来ませんね
12月初旬に少し気温がさがり、梨の落葉もすすみました。トレンチャーで掘った溝に、落ち葉を入れて埋め戻します。この埋め戻しってどうやるんでしょうか?試行錯誤しています。今回は地域の方々の真似をして「溝掘機」を使って埋めるにはどうしたらいいか考えてみました
溝掘機は畑作の畝立てなどに使用する機械です。アタッチメントが非常に多いです。
地域の方々は写真のようなローターを使っています。このアタッチメント、名前が各メーカーバラバラでネットの検索が難しい。唯一、共立さんのHPにリターンカルチという製品の動画で名称が紹介されています。スーパー親子らせん?どうして誰が聞いてもわかる名前にしないのかな。しかし、この動画には各種埋戻し動画もたくさん紹介されています参考にさせて頂き、考えてみました。
まず、この溝掘機はハンドル部分が水平方向に回転します。用途に応じて変更します。単純な耕耘については順方向。埋め戻し作業時は逆方向に固定します。今回の埋め戻しについては、運転者→ハンドル→走行タイヤ→ローターの形となる逆方向固定で良さそうです。
次に考えるのがアタッチメントの取付け方です。右写真のように片側に土が移動してゆくように取付けます(写真:共立さん動画より引用)。これで準備は完了です。
埋戻し方法
40センチの深さの溝を掘ると、土はかなりの量になります。一気に埋め戻せれば楽なのですが、2回に分けて埋戻しをします。これは、途中で土を踏め固めた方が、畑の凸凹が小さく仕上がるからです。一分半の動画で紹介します。
■作業の流れ
1.一次片寄せ~最初に溝掘機で一往復片寄をする
2.転圧~足で転圧する。麦踏みみたいに踏み込む
3.二次片寄せ~溝掘機で凹んだ溝跡に一往復片寄せをする
4.仕上~トレンチャーで溝を掘ると、進行方向に土を盛り上げるため、埋戻しの際、スタート地点の土が足りなくなります。列の最後に盛り上げられた土を、一輪車でスタート地点に戻します。更に、土が残ってしまった所を、溝跡に被せて完成。
最後に
私はトレンチャーを使い始めて3年目です。何十年も前から使用している方も多々居られると思うのですが、その方法についての情報が少なかったです。初心者にはちょっとした情報でもあればなと思いました。いろいろな方法があるのだと思います。バックフォーで埋めていく方法。乗用トラクタで走行しながら埋める方もいるみたいです。私の方法が正かどうかはわかりませんけど、一つの参考にして頂ければ幸いです。よりよい方法が見つかればまた。