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休眠しない品種 ネパールの梨 [エバグリーンNP]

 ご覧のように年の瀬を迎えても、一向に落葉の様子をみせません。

【2015/12/21撮影】 

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 この、品種はネパールから許可を得て、検疫も済んでいる品種です。3月中旬に花が咲くことも有り、花粉採取用の品種としています。 

ネパールはエベレストなど有名な山がたくさんありますね。その低い山間部では「常夏(とこなつ)」ならぬ 「常秋(とこあき)」の地域があるそうです。言葉の通り、いつも秋のような過ごしやすい気候とのことです。

このような所で適応を遂げた「梨」には常緑の種があるそうです。自発休眠をしないけれど、低温遭遇によって、落葉が済み、適当な気温に遭遇すれば、開花するのでしょう。

このネパール梨もその類いなのでしょう。この事象を教えてくださった先生は、「霜が降りれば落葉すると思いますよ」とおっしゃっておりました。1月中旬に、仰るとおり落葉しました。

落葉から約一ヶ月を過ぎ、その花芽を観察してみると、すでに鱗片に緑色が見え始めています。開花の準備を始めたと言うことでしょうか。他発休眠ということは花芽をビニール被覆してやれば、超早期に開花するかもしれません。準備をしてみます

【2016/02/16撮影】

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梨の花は開花直前に-2度以下の低温に遭ってしまうと、花粉の発芽率が極端に低くなると言われています。 寒の戻りが有れば確認したいと思っています。

花が咲いた時期はおって報告いたします 

 

 

 

 

 

 

 【2016/02/23撮影】 花芽がさらに膨張している様子

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  【2016/03/16撮影】 すべて花を持たない葉芽でした。お恥ずかしい話です。実際の開花は3月10日頃から始まっておりました。

幸水などの展葉から比べる約1ヶ月早いです。此の品種、日本の品種とはかなり生態が異なるようです

【この記事 終わり 2016.6.24】 


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