講演会「ホールフード」ってなあに? に行ってきました [講演会]
くらしフェスタ東京 食と農のセミナーに参加してきました。都内の消費者団体27と東京都が協働し、消費者意識の向上をめざすものだそうです
この場に農業者として参加させていただいてきました
はじめに
ホールフードとは食材を「まるごと」使うということです
講師のタカコ ナカムラさんは「食と健康と暮らしと環境」を同時に考える方法としてホールフードを提唱しています。
ベジブロス
ベジブロスとは野菜の出汁と訳します。講師はベジブロスの価値を29年に渡り提唱してきました。玉葱の皮やニンジンの皮など捨ててしまっていた部分には、がん抑制作用・抗酸化作用・免疫力を高める作用が豊富に含まれていることが近年わかってきました。また、加工方法により生食に比べ100倍の抗酸化作用となることがあるそうです。
ベジブロスを通じて、捨てる部分を減らし、環境負荷を低減し、暮らしを豊かにしてゆきましょうと強く提唱されました
農業を応援しましょう
最後に、私たちの体の礎となる素材を生産する農業者を応援しましょう。健全な土・水・空気が健全な食品を育みます。ぜひ食と暮らしと環境が同じフィールドにあることを、ベジブロスを通じて考えてくださいとしめました。
講演を聞いて
流石に料理学校の講師ということで、料理と栄養価のことを深く研究されている感を持ちました。ベジブロスは残り野菜のスープではなく、健康な体をつくる「魔法のスープ」であるように思えました。また、その効果を最大に引き出すコツなども伺うことができ、大変勉強になりました。植物の生長点にはフィトケミカルと呼ばれる成分が豊富で前項で書いた抗酸化作用などの物質が豊富にあることを聞き、ぶどうやナシなどの果樹でも上手に利用できないかと考えています。
2017-12-08 22:03
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