GAP 農業工程管理の講演会に行ってきた [講演会]
東京都の主催で、GAPの講演会に行ってきました。本日は講師がGAPの審査官ということで、とても深い話が聞けました。
東京オリンピックを前に、GAP認証された農産物でないと、選手村で使ってもらえないとか言われていますよね?確かにその動きはあるのかもしれませんが、もっと身近なものだということを知りました。
私達農家が直接卸している、スーパーがある日突然海外資本の傘下に入ったとしたら、出荷基準がどうなるでしょうか? 親会社の出荷基準になり、それを満たしていない場合は取引が停止してしまうことが想定されるそうです。国際的なGAPが標準化されるかもしれないのです。
また、日本国内の外食店にむけてもHASSP(ハサップ)義務化に向けた動きが厚労省であり、段階的ではあるが、材料にも基準が設けられることが想定されるそうです
国は東京オリンピックを良い機会と捉え、世界に通用する農業の進化を目指しているようです。
世界標準やらHACCPやら難しい感じを受けますが、生産者・雇用者・消費者・関係者みんなのために基準を設けましょうよ というのが「GAP」と理解しました
農業という産業は家族経営が多く、今まで品質管理や安全管理 衛生管理について蓄積をしていないことが多かったと思います。そこで、いろんな角度から精査しその基準を作ったものとして捉え、私達は利用してゆけばいいのかなと思っています。
「GAP」の問題は審査料と更新料です。GAPにより5万から30万のお金がかかることは、規模のちいさい農家では、興味があっても導入はできないのが現状ではないでしょうか。
講師のお話です。審査員となったのには、生産者の安全管理を早急にしないと、日本の農業がだめになってしまうと感じたことがきっかけだったそうです。建設・土木業がこの40年で死亡事故者の数が激減したにもかかわらず、農家の死亡事故は機械化とともに微増しているそうです。
私も、此の状態を無視してはいけないと思っています。作業の際にはヘルメットを被って作業しているか とか選果作業の際に、帽子をかぶり、衛生面に配慮しているかとか200項目程度あるようです。自然に行っている項目もかなりあるものです。「GAP」審査項目に一度目を通すのも大事かもしれませんね。
2018-01-20 01:11
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