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クモガタテントウ 稲城のうどんこ病菌を食べに来た! [生息するものたち]

今年も梨やぶどうの収穫が終わりました

面白いテントウムシを梨収穫中の8月下旬によくみかけました

2㎜程度と非常に小さいため、今まで気づかずにいたのかもしれません。

とにかく今年は多かったです

kumogata-tentou2.JPG

写真はクモガタテントウです


クモガタテントウはうどんこ病菌をたべる、菌食性のテントウムシ

ただ、外来テントウムシとして位置づけられていることが、1992年の甲虫ニュースchrome-extension://oemmndcbldboiebfnladdacbdfmadadm/http://coleoptera.sakura.ne.jp//ColeoNews/ColeoNews100.pdfにおいて佐々治寛之先生が説明されています。同紙によれば


【侵入経緯】 

1984年 大井ふ頭にて侵入の確認

1985年 大田区西六郷

1986年 品川区南大井

1989年 川崎市川崎区

【 資料に基づき作成 】

2017-10-16 クモガタテントウ侵入経緯.jpg

当時、海外での生息分布は南部アラスカ、カナダ、アメリカ、北部メキシコとされ、
うどんこ病菌を食べると説明されています。大井ふ頭、多摩川ではセイタカアワダチソウの白渋病菌(うどんこ病菌)を食べているとのこと
多摩川にはセイタカアワダチソウがたくさんありますので川にそって移動してきたのかもしれません。
佐々治先生は農業において、害虫となる可能性は少ないが、生態系の攪乱という観点で心配しておられたようです。
クモガタテントウの今後を観察続けたいと思っています。
【引用文献】
テントウムシの調べ方~日本環境動物学会編
佐々治寛之 (1992)日本から最近追加されたテントウムシ類 甲虫ニュース100号



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