ナシヒメシンクイの羽化 [実験]
(尾の形からメスと判断できます。オスは細く尖っています)
昨年10月に捕まえた、ナシヒメシンクイの幼虫が羽化しました
11月23日に幼虫のままだったのを確認して以来、我が家のリビングでぬくぬくと生活したのでしょうか。ティッシュペーパーで作られた蛹室はとても清潔で、蛹の抜け殻が綺麗に残っていました。
私がナシヒメシンクイを観察している理由は、秋になるとどうして幼虫のまま蛹にならないのだろうという疑問があったからです。
春になるまではパートナーも餌もないので、冬眠するのかと思っていたのですが、部屋の中では羽化してしまうんですね。
一般的に27度下では幼虫期間は10日程度と言われています。繭で更に10日、蛹で5日とのことです。
あっ 秋に繭を作るたびに、壊していたことが原因なのか?
ペットボトルの中でナシヒメシンクイはじっとしています。夕方になると急に飛び立ち10秒ほどするとまたじっとしています。オスを呼ぶコーリング行動でしょうか。
一匹のナシヒメシンクイとこんなに長くお付き合いしたことはなかったので愛着がわきます。
でもこのメスが畑に入ると、一個づつ、100箇所以上に産卵し、果実を食べて、幼虫は育ちます。明治時代にアジアから帰化した虫ですが、もう少し上手に付き合えないものかなと思います
2018-02-13 19:16
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