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雹が降りました。その前後の体感 [ニュース]

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稲城市矢野口では2019/05/04 15時頃より15分にわたり一センチ大の雹が降りました。
14時30分頃より稲光が始まり、14時50分頃からは遠くから轟音が近づいてきました。
その直後より雹が降り始めた状況です。
15時10分を過ぎると冷たい南風が強くなり、徐々に大粒の雨にかわりました。
15時30分には13度まで気温が下がりました。
その後、16時過ぎには雨もやみ、16時20分現在、風も徐々に収まりつつあります。


私が農業に携わってから、雹の被害を受けたことは2回あります。10年以上前の4月下旬の降雹と2014年の6月13日の降雹です。前者はナシの幼果が傷つき、贈答品としてのナシの量が減り、大きく被害を受けました。後者では被害範囲は小さかったものの、ぶどうにおいて房の片側が傷つき、商品価値を著しく下げてしまいました。


葉が雹に叩き落とされている場所もあります。葉が落ちていない場所もあるものの、被害が表面化するのは数日後からになります。今は擦り傷も目立ちませんが、数日すると黒く変色したり、折れた枝が萎れてきますので、少し不安な時間が続きます。

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キマダラカメムシ2019 お目見え [生息するものたち]

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今年もトラ模様のニクイやつがお目見えです!

キマダラカメムシ

例年並み時期でのご対面となりました


多摩丘陵の斜面に新しくできた梨畑で、摘果作業をしていると、暗い葉陰から視線を感じます。触覚をゆっくり動かしながら、堂々とした風貌のキマダラカメムシはすっかり畑の常連になってしまいました。いままで畑では、クサギカメムシやチャバネアオカメムシしか目にしなかったのですが、この種が目立つようになってからというもの、見かけることが少なくなってしまいました。

 サシガメのようにカメムシのなかには肉食の仲間もいますが、この種は草食です。ですから在来種を駆逐することは考えられないので、生活し易い環境になってきたのかもしれません。


 東京都稲城市は区画整理がすすみ、この数年で緑地帯が激減しました。特に南山区画整理により、京王よみうりランド駅→京王稲城駅間の沿線における山林はこの10年で8割以上が伐採されました。クサギカメムシやチャバネカメムシは越冬した個体は春から夏にかけて放浪した後、杉のきゅう果を餌として、第一世代へとバトンを渡すといった生活環でした。区画整理により、杉が伐採されたことが越冬数を減らし、越冬場所の山林が減ったことが、今までのカメムシが減った原因かもしれません。それと同時に気候の変動もあるのかもしれません。全世界という規模ではなく、緑が減り、アスファルトが増え、南風の楯となる丘陵がなくなり、更に人口が増加したということが、小さい地域の気象を変化させたのかもしれません。



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